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小さいころの記憶-「あなたのことがすきだよ」って言われたことない

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言葉と態度

好きだなんて、言わなくても分かる。
…のだろうか。
確かに、態度で、行動で、自分の事を大事にしてくれている、自分の事を好きだと思ってくれている、そういう事をしてもらっていて、それを感じていたらわかるのかもしれないけど、自分が話しても話している事を否定される、めんどくさいという顔をされる、顔が変だと言われる、そういう状況で、「自分は愛されている」と感じる事なんてできるだろうか。

すきだよ、なんて、言われた事もなかった。
この人は、うまれてしまったから仕方なく自分を育てているだけで、自分に対して愛情みたいなものはない、と感じていた。

言おうと思わなくても言いたくなってしまう

子どもに対して、私は毎日毎日、だいすきだよ、かわいい、って言っている。
自分が言われなかったからちゃんと伝えたいという考えがないわけではないけれど、それがなかったとしても言いたくなってしまうから言っているだけで、すきだよって、かわいいね、って、自然と出てくるのだけど、自分の母親にはそういう気持ちはなかったんだろうか。不思議だ。
どういう気持ちで自分の子どもを見てきたんだろうか。

でもまぁなんというか、自分にそういう気持ちがちゃんとあったことに、ほっとしている。
人としての感情を持っていてよかった。
だからと言って自分に問題がないだなんて全く、少しも思っていない。
自分には足りないところがありすぎる。
人間として、欠けている部分が本当にたくさんあることは理解している。
問題だらけだ。
子どもたちに申し訳ないと思う。
本当に、ごめんなさい。

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